田舎の自転車屋の危機的状況を回避するために思いついた1つの方法

      2017/02/17

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前回の記事の続きです。

前回の内容の通り、田舎の自転車屋は危機的状況にあります。

確実に減っている自転車屋の数、子供の人口減少、他店での格安販売。

このまま行くとどうなるのか。

養父市の自転車屋でお話すると

 

このまま行くと、あと10年もすれば養父市から自転車屋がなくなってしまいます。

 

つまり、自転車を直すことのできるお店がなくなります。

自転車を直すお医者さんがいなくなるわけです。

そう。結果的に町の皆さんが困るのです。

あ、私も困ります。生活できなくなります。

 

ただ、そんなことお客様に言っても仕方ありません。

それを言ってもお客様が自転車を買ってくれるわけでもありません。

なんとかして自分で店を潰さないようにするしかないんです。

しかし、これから新しいことをしようと思っても、自転車の知識も技術も半人前の私ができることは限られています。

ロードバイクの扱いを始めてみようかとも思いましたが、まだ早いです。勉強不足です。

現在あるもので何か新しいことを始めないといけない。

そして、そのヒントは前の仕事での経験の中にありました。

 

自転車業界と携帯電話業界の意外な共通点

 

私の前職は携帯ショップの店員です。

そこで私は様々な機種やプランについて学びました。

その中でもやはり競合他社に関しては色々勉強しました。

 

携帯電話業界には、いろいろな会社がありますよね。

中でも最近増えてきているのが格安スマホ。

これって、自転車でいうところのホームセンターや量販店に近い存在ですよね。

他より明らかに安い格安スマホ。

でも、今の格安スマホのシェア率はおよそ15%ほどなんです。

ただ、年々シェア率は増えてきています。

 

私は現在大手3社の内の1つを利用しています。

本体代や月額利用料は安いに越したことはありません。

なぜ私は格安スマホに変えないのか。

その理由が『安心』でした。

アフターフォロー、店舗までの距離、販売する側の意識。

これらの点で私が安心して使えるのが、格安スマホとの違いです。

 

これを自転車屋である私の店に当てはめて考えてみましょう。

  • アフターフォロー・・・修理メンテナンスお任せください
  • 店舗までの距離・・・学校から歩いて5分以内にあります
  • 販売する側の意識・・・ただ売るだけでなく、お客様のこれからを考えた販売を致します

これらが私の店が他の量販店と違う点です。

こういった安心を提供できることが私の店の強みなのではないかと思いました。

 

ただ、これだけでも通学用自転車が売れないのが現実。

やはり他にも決めてが必要です。

 

自転車を『買ってもらう』必要はない

 

どれだけ安心して乗れる自転車を用意しても、結局は購入するときのお値段によって決まります。

お客様からすれば、少しでも安い方がいいに決まってます。

でも、お客様はどうしても安い自転車に乗りたいわけではありません。

 

消去法なんです。

 

入学シーズンは制服やらなんやらで、他にお金がかかりすぎるんです。

必要なものを購入する中で、唯一選べて削れる大きな買い物。

それが通学用自転車。

 

でも、どうせ乗るなら皆さんいい自転車に乗りたいはずです。

そこで思いついたのが

 

『通学用レンタル自転車サービス』

 

自転車のレンタルです。

お客様は、自転車を購入したいのではなく、自転車に乗りたいだけ。

自転車に乗ってもらうための方法を、新しく用意してあげればいいんです。

 

レンタルを思いついた理由は携帯電話の購入方法にあった

 

皆さんはご自身の所有する携帯電話の本体価格を覚えていますか?

特にスマホって高いですよね。

平気で10万円以上するものもあります。

でも皆さん、機種変更のときなど割と気軽に機種を変えますよね。

もちろん新しいものが好きだからという理由もあるでしょう。

でも、一番の理由は購入方法にあります。

 

月額利用料にまとめる割賦購入です。

 

一括で買う必要がないから気軽に機種変更などが出来るわけです。

昔ソフトバンクが始めた頃は否定的な意見が多かったようです。

しかし、今となっては割賦購入が当たり前になっています。

この割賦購入という方法を自転車にも取り入れてみてはと思ったのです。

 

が、この方法は正直いろいろ面倒なんです・・・

 

割賦販売法であったり個別信用購入あっせん契約であったり・・・

 

法律関係に疎い私は、もっと楽な方法にしました。

 

それがレンタルです。

 

これなら購入ではないので、上記の法律関係は気にしなくていいでしょう。

まぁ、ほぼリースみたいなものなので、消費者契約法とかその辺を気にしないといけませんが。

ただ、この方法ならいい自転車を、わざわざ購入せずに月額でお安くご利用いただけます。

そのため、初期投資が減るので消去法で安い自転車を購入する必要はないのです。

むしろ、自転車を『購入する』という方法をとる必要がないのです。

 

ここまで自信満々にお話しましたが、まだ今年から始めたばかりのサービスなので上手くいくかはわかりません。

ですが、私はこのあたりの地区のこのサービスのパイオニアとして、このサービスを広めていくつもりです。

このサービスをいつか常識にします。

 

これが一体どういった内容のサービスなのか、そのお話はまた次回の記事でご案内いたします。

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小野山 拓朗

小野山 拓朗

兵庫県養父市にて、自転車屋「サイクルランドようか」の二代目として修行中のアラサー。趣味は映画やアニメ鑑賞、読書、たまにカメラ。勉強も兼ねてロードバイクも始めました。今年の目標は10㎏痩せること。現在1㎏増です。

 - レンチャリ, 自転車屋