高齢者に免許を返納してもらう方法☆電動アシスト自転車の購入で解決

      2017/06/08

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ニュースなどで話題になっていますが、現在、高齢者による交通事故がとても多いですよね。

 

うかうかとコンビニで買物も出来ないじゃないかっていうくらい、よくニュースで取り上げられています。

 

高齢の方をもつご家族からすると、とても心配なのではないでしょうか。

 

今回は、そんなご家族のために、高齢者に免許を返納してもらう方法を書かせていただきます。

 

そして、返納したあとの生活を上手に過ごしていただくためにも、電動アシスト自転車の活用方法を書いてみました。

 

 

増え続ける高齢者の運転による事故

 

最近ニュースなどでよく取り上げられていますが、実際どれだけ高齢者の事故が増えているのかを調べてみました。
警視庁のホームページにも詳しく載っています。

  1. 高齢者の運転による交通事故の発生状況

    年推移

    警視庁交通総務課統計

    こちらは東京都内の推移ですが、年々交通事故の発生数が減っていく中、高齢者の運転による事故の比率が上がり続けています。
    ここ10年でおよそ2倍の比率になっています。
    高齢者の人口が増えていることもありますが、それだけが理由とはならないでしょう。

  2. なぜ高齢者の運転による事故が増えているのか

    高齢運転者の人的要因別にみた交通事故発生状況

    警視庁交通総務課統計

    「気をつけているつもり」「見ているつもり」「ブレーキしたつもり」

    どうしても若い頃の感覚で運転してしまいますが、実際は昔のようにはできません。
    集中力や注意力は低くなり、急な出来事にもスムーズに対応できなくなってしまいます。
    その結果、交通事故が起こってしまうわけです。

  3. 2017年3月改正道路交通法
    今まで75歳以上の高齢者は、3年おきの高齢者教習で認知機能検査を行っていました。
    今年の3月からは、高齢者教習に加えて一定の違反行為(信号無視や通行区分違反など)をするたびに認知機能検査を行うようになります。
    それだけ厳しくしていかないといけない世の中になりました。高齢者の運転による交通事故を国が見過ごせない状況にまで来ているのです。

 

自動車免許の返納をためらう理由

 

これだけ高齢者の運転による交通事故が増えているにも関わらず、皆さんなかなか返納しようと思ってくれません。

それには様々な理由があります。

 

  1. 交通の便が悪すぎる

    都市部など、バスや地下鉄などの交通網が発達している場所は、返納率が高いです。
    大阪は2年連続で返納率全国1位になっています。
    地方自治体や企業の協力もあって返納率が高いという理由もありますが、もともと車がなくても困らない街というのが主な理由でしょう。これが田舎だと、電車は1時間に1本。バスは1日に5本。交通の便があまりにも悪すぎます。
    今も車を運転する高齢者が多い田舎だと、自主的に免許の返納をするのは少ないでしょう。


  2. 自由がきかなくなる

    仮に免許を返納した場合、どこかへ買い物に行くにしても自分で運転が出来なくなるので、誰かに頼る必要があります。
    しかし、家族に頼るのは迷惑になるのではと考えてしまいますし、家族が遠くに住んでいるとなれば頼ることもできない。電車やバスを使おうと思っても、本数は少ないし、家から駅やバス停まで遠い場合もあります。歩いて買い物に行こうと思っても、毎回重たい荷物を持って帰るのは大変です。そのため、運転にもう自信がない方でも車がないと困るので返納することができないのです。


  3. 今までも大丈夫だったから問題ないという根拠のない自信

    これが一番の問題かもしれません。
    私の祖父の話をさせていただきます。
    長年運転をしていて、今までずっとゴールド免許の祖父。
    現在85歳。今もまだ車を運転しています。
    私としては免許を返納して欲しいと頼んでいるのですが、昨年免許を更新したばかりで、まだあと3年は乗れると言っています。あくまでも免許証は3年乗れるようになっただけで、体は3年乗れると思えません。
    足腰も悪くなり、腕も上がりにくくなっている祖父。普段歩ける距離も車で移動をしているので運動もしていません。そのため体が徐々に弱ってきています。
    このままあと3年も運転すると、おそらくどこかで事故を起こします。
    なんとか事故をする前に返納する方法はないかと探しています。
    なるべく車に乗らないで行動できる方法を。

 

 

これらの3つの内容をもとに、私なりに何か方法がないか考えてみました。

 

そして見つけました。

 

そういえば私、自転車屋でした。

 

車の代わりに電動アシスト自転車を

 

免許を返納して車を運転できなくなっても、まだ移動手段は残っています。

それが電動アシスト自転車です。

 

  1. 車に乗らなくても移動はできる。

    車で移動することが多かった人も、実際移動する距離はそんなに長くありません。ほとんどの高齢者は長距離運転をせずに、ちょっと離れたスーパーでの買い物に乗ったりする程度のことです。それなら、電動アシスト自転車に乗れば解決します。
    これなら駐車した車を出すときに、バックとドライブを間違えてコンビニに突っ込むこともありません。
    公共交通機関のように決まった時間に行動する必要もないので、自分の行きたいときに行けますし、家族の力を借りなくても自分一人で行動できます。最近の車種はカゴも大きいので、お買い物袋も問題なく積むことが出来ます。
    坂道があっても、電動アシスト自転車なら力のない高齢者でも後ろから押してもらっているかのように楽々ですし、車種によってはブレーキにもアシストが入るので、下り坂でも軽い力でしっかりブレーキがききます。
    ご家族の方にも安心していただけるでしょう。


  2. 驚きのコストパフォーマンス

    電動アシスト自転車は10万円ほどします。確かに自転車として考えれば高い方かもしれません。
    しかし、車の維持費のことを考えると、2~3年もすれば元がとれると思います。
    まず、車では必ずかかってくるのがガソリン代です。
    電動アシスト自転車ならもちろんガソリン代はかかりません。充電すればOKです。
    その電気代も、一回の充電でかかるのはおよそ10円。この1回の充電で50㎞ほど走ります。1㎞あたり0.2円です。
    これが車だと、ガソリン代が1㍑およそ120円。燃費が30㎞/Lだとしても、1㎞あたり4円かかります。
    その差なんと20倍
    さらに、電動アシスト自転車には車検もありません。
    メンテナンスはお近くの自転車屋でしていただくといいでしょう。
    ただ、3年ほどでバッテリーに寿命がきてしまい、そのバッテリーが30,000円ほどしてしまいますが、車検よりは断然安いですね。


  3. より安全に乗っていただくためにヘルメットの着用を

    自転車に乗る場合に気をつけないといけないのが、転倒や事故です。
    その際に守っていただきたいのが頭部
    頭部を守るためにヘルメットの着用をしていただきたいです。しかし、自転車でヘルメットを被ろうとは皆さんなかなかしてくれません。
    理由は簡単。だいたいのヘルメットがダサいからです。
    安全なのは間違いないのに被らない理由はデザインの問題です。
    そこでご紹介したいのがこちらのメーカー。Capor カポル さんです。こちらの商品の最大の特徴はなんといってもデザインです。
    ぱっと見帽子にしか見えませんが、安全性の厳しい基準をクリアしたヘルメットです。
    こういった商品がドンドン増えていけば、ヘルメットを着用する人が増えていくのではないかと思います。

 

高齢者ドライバーが多い各市町村の自主返納支援事業

 

免許の返納は自主的に行かないと行けませんが、返すメリットがないとわざわざ返しに行くことはありません。

そのため、各市町村は様々な方法で返納していただこうと努力されています。

中でも返納率第一位の大阪府は自主返納支援が他の都市とは圧倒的に違います。

免許返納時に発行することができる運転経歴証明書。これを対象の店舗でお買い物時に掲示するだけで割引をしてもらえるというサービス。

しかも、対象の店舗数がめちゃくちゃ多いんです。その数なんと1,600店舗以上

ただ、これは上記の通り、交通網がしっかり整っている大阪だからこそ出来ることでもあります。

大阪ではなく、高齢者ドライバーの多い市町村の自主返納支援事業をいくつか調べてみました。

 

  1. 島根県松江市の自主返納支援事業
    自主返納支援事業でよく見るのがバスやタクシーの割引券や回数券。そして温泉の回数券。
    しかし、この松江市は選択できる支援の中に
    「電動アシスト付き自転車購入費支援」というものがあります。
    つまり、返納して電動アシスト自転車に乗り換えるならお金あげちゃうよという支援なのです。
    それも20,000円も。
    対象年齢は70歳以上で返納してから60日以内の申請が必要ですが、とても太っ腹な支援事業ですね。


  2. 富山県黒部市の自主返納支援事業
    黒部市も、松山市と同じように電動アシスト自転車の購入支援があります。
    金額も同じく20,000円。
    黒部市の場合、対象年齢は70歳以上で松山市と同じですが、返納してから申請するまでの期限は特にないようです。
    平成24年4月1日以後に、運転免許を自主返納されたときの年齢が満 70 歳以上の方であれば、今から申請することも可能なようですね。


  3. 群馬県千代田町の自主返納支援事業(リンク先画面中央あたり)
    私が調べた中では一番驚いたのがこの千代田町。
    対象のものが歩行補助用電動車。つまりセニアカー三輪の電動アシスト自転車しかありませんが、これらの購入費の3分の1を補助してくれます。
    セニアカーなどの自操用ハンドル形電動車いすは最大120,000円まで。
    三輪の電動アシスト自転車は最大60,000円まで補助してくれます。
    二輪の電動アシスト自転車は対象になっていませんが、三輪の方が荷物がたくさん詰めたりするメリットがありますね。

 

ちなみに私の住む養父市には自主返納支援事業は、ホームページを見ても出てきませんでした。

養父市独自の自主返納支援事業は行っていないのだろうか。

 

返納する前に先に自転車に乗ることができるか確認を

 

 

返納して、電動アシスト自転車を購入して、いざ乗ってみよう!

 

というときに気をつけていただきたいのが、ずっと車ばかりで自転車を運転していなかった場合。

 

長らく自転車に乗っていないと、運転出来るか不安だと思います。

 

昔乗っていた頃とは体も変わってしまっているはずです。

 

そこで、返納する前に一度、自転車に乗ってみてください。

 

もちろん誰か付き添いの人がいた方がいいでしょう。

 

私は自転車屋をしていますので、ご来店いただければ自転車の試乗ができるように準備させていただいております。

 

もしご来店が難しいが乗ってみたい方でも、ご自宅の場所によっては直接自転車を持ってお伺いさせていただくことも可能です。

 

養父市近辺に在住の方でご興味がおありの方は、一度ご連絡ください。

 

サイクルランドようか

Tel 079-662-2395

Mail main@cyclelandyoka.com

 

少しでも皆さんが安心安全に過ごせるように、私もご協力させていただきます。

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小野山 拓朗

小野山 拓朗

兵庫県養父市にて、自転車屋「サイクルランドようか」の二代目として修行中のアラサー。趣味は映画やアニメ鑑賞、読書、たまにカメラ。勉強も兼ねてロードバイクも始めました。今年の目標は10㎏痩せること。現在1㎏増です。

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